2019.02.28 AI・ビッグデータ NIRAオピニオン No.43 21世紀の「資源」:ビッグデータ NIRA総研 DIJ(ドイツ日本研究所) 21世紀の「資源」といわれるようになったビッグデータだが、利用環境は整備途上だ。新たな資源を巡る混乱を防ぎ、いかに経済・社会的利益につなげるか。実務家、研究者、政府関係者によるワークショップでは、新たな価値を生むIoT技術の構築、ビジネスを活発化させるデータ取引の仕組み、AIが惹起する倫理的問題やブラックボックス化といった、新しい課題が示された。データ乱用を防ぎ、一方で過剰規制にもならぬ、バランスのとれた対応が求められる。 詳細を見る
2018.12.25 AI・ビッグデータ わたしの構想 No.39 ビッグデータ本格活用へ 柳川範之 中村潤 眞野浩 トリスタン・チョン 北川拓也 ディートマー・ハーホフ デジタル革命の核心となるビッグデータ。しかしその利活用はまだ発展途上だ。この新しい競争力のパラダイムに、各国がしのぎを削る。日本は十分な備えができているのか。本号は、2018年11月1日、NIRAとドイツ日本研究所の共催で開催された「ビッグデータ」ワークショップ(カリフォルニア大学サンディエゴ校&マックス・プランク・イノベーション・競争研究所協賛)から、ビッグデータ利活用の現状をお届けする。 詳細を見る
2018.03.01 AI・ビッグデータ 研究報告書 人類文明と人工知能Ⅱ 足羽教史 鈴木謙介 山内康英 近代社会では、旧いものが成熟すると同時に新しいものが出現すると考えられる。デジタル化を象徴するプラットフォームもその1つだ。GAFAなど世界市場を圧倒するプラットフォーム企業、市場の2面性に基づくプラットフォームビジネスであるシェアリングサービス、超国家的な合意に基づき政治・経済的なプラットフォームを形成するEU統合。産業、社会、国家の領域におけるプラットフォームに焦点を当て、われわれが生きる近代について考察した。 詳細を見る
2017.11.10 AI・ビッグデータ わたしの構想 No.32 第4次産業革命に挑む 金丸恭文 根来龍之 徳田英幸 林いづみ 清水洋 竹村彰通 IoT、ビッグデータ、AIを中心に急速に進む技術革新。第4次産業革命とも呼ばれ、われわれの生活や社会を大きく変える可能性を秘めている。米国の巨大ITプラットフォーム企業が世界を席巻する中、日本がこれからの時代に世界で存在感を示していくには、どういった成長戦略が必要となるのか。日本が直面する課題と、課題を克服し、成長につなげるための道筋を問う。 詳細を見る
2017.08.01 AI・ビッグデータ 研究報告書 人類文明と人工知能Ⅰ 公文俊平 われわれは人工知能にどのように向き合っていくべきか。この問題について考えるには、現在進行している近代社会の動きが人類文明にもたらす意味についての考察が欠かせない。現在、私たちが対峙している近代社会の状況は、旧いものから新しいものへの交代というよりも、旧いものの成熟と新しいものの出現が、同時に生起している状況と考えるべきだろう。大きな転換期を迎えている21世紀の現状を解釈し、そこから人工知能が引き起こしている問題にどう対応すべきか提言する。 詳細を見る
2016.07.01 AI・ビッグデータ 論文 NIRAモノグラフシリーズNo.39 AIをどう見るか 公文俊平 羽木千晴 AIが人類全体に与える影響は大きく、不可逆的なものであることを考えれば、AIに関する議論はAIの専門家だけでなく、分野を超えて積極的に行う必要がある。さまざまな分野の専門家192名がAIに対する考えを寄稿した“Edge Question”を、4つの観点―各識者がイメージするAIのレベル、その実現可能性、それによる社会的影響、そしてAIの開発や推進に対する意見―から分析し、AIを巡る国際的な議論の動向を整理した。 詳細を見る
2015.10.01 AI・ビッグデータ 研究報告書 プラットフォーム化の21世紀と新文明への兆し 公文俊平 田中辰雄 山口真一 足羽教史 鈴木謙介 山内康英 国家化、産業化、情報化という文明のパワーは近代を発展させ、21世紀に入り、政治、経済、社会の各領域でプラットフォーム化と呼べる社会変化を起こしている。今後については2つのシナリオが考えられる。近代化の成熟が長期にわたって続くのか、あるいは人工知能に代表される「超知能」の出現によって成熟した近代は新文明へと移行するのか。本報告書では、近代の変遷から今後のビジョンまでを俯瞰し、情報化にどのように向き合うべきかを考察する。 詳細を見る
2015.08.10 AI・ビッグデータ わたしの構想 No.14 人工知能の近未来 神田玲子 新井紀子 小林雅一 松尾豊 塚本昌彦 佐倉統 人工知能(Artificial Intelligence, AI)をめぐる研究開発で、近年、劇的な成果が生まれている。人間の脳を模したAI研究で重要な技術が開発され、大きな壁を越えたとされる。さまざまな分野でのAIの実用化は、人間を支援するのみならず、人間の活動を奪うことにもなる。今後5~10年で、われわれの生活・社会はどう変わるのか。備えるべき課題は何か。識者に問う。 詳細を見る
2015.07.21 AI・ビッグデータ NIRAオピニオン No.17 プラットフォーム化の21世紀と新文明への兆し 公文俊平 21世紀に入り、国家化(政治)、産業化(経済)、情報化(社会)の全ての側面でプラットフォーム化が一斉に進展している。一方、人工知能に代表される「超知能」の出現をもたらす情報化は、人類の社会生活の全てを一変させる勢いで、加速的に進展している。それは、人類に新たな進化のチャンスをもたらすと同時に、国民としてのアイデンティティや勤労機会の喪失などのリスクも伴うものだ。われわれはこの挑戦の意味を深く理解し、的確な対処に全力をあげる必要がある。 詳細を見る
2015.06.01 AI・ビッグデータ 研究報告書 孤立する日本の研究プラットフォーム 國領二郎 生貝直人 市古みどり 小野塚亮 倉田敬子 小松正 林和弘 研究成果や評価情報を蓄積する国際的なプラットフォームの構築競争が熾烈化する一方、オープンアクセス(研究成果への自由なアクセス)の動きも見られるなど、近年、学術環境が大きく変容している。さらに、より開かれた科学を志向するオープンサイエンスへと時代は進んでいる。情報技術の発展を背景に、市民を巻き込んだ新しい科学の在り方や文化資源のデジタル化の動きが出現するなか、日本はどのような舵取りを迫られているのか。日本の課題を提示する。 詳細を見る