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RESEARCH研究テーマ

科学技術

科学技術の急速な進化は、複雑な政策課題の解決やサービスの利便性の向上など、社会を豊かにするカギになる。しかし、それは既存の枠組に疑問を投げかけ、新たなリスクも生む。技術革新がもたらす便益を安心して享受できる仕組みについて研究する。

副業としてのギグワークはなぜ広まらないのか

コロナ禍を契機に、ネット経由で単発のサービスを提供する「ギグワーク」への関心が高まっている。労働力不足が進む日本社会で新しい働き方を健全に発展させられるかの分水嶺だ。就業者実態調査の結果によると、副業としてのギグワーク経験がある就業者は全体の4%で、本業の所得補填の色合いが強い。ギグワークで働くことを、より前向きに考えられるようにするには、企業の意識改革やスキルの正当な評価、マッチングプラットフォームの改善が課題だ。

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DAOの世界をけん引する先駆者の期待と懸念

ブロックチェーン技術によって、これまでの組織のあり方や意見の合意方法が大きく変わろうとしている。Web3.0の主軸となるのが、分散型を意味するDecentralizedと、自律を示すAutonomousの両方の性質を合わせもつ、DAOという新しい組織形態だ。DAOが私たちの社会や経済にもたらす意義や可能性は何か。予想される課題は何か。情報社会やブロックチェーン技術に精通する専門家に聞いた。

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不確実性への対応を社会実装せよ

自然災害やパンデミック、また、システム異常による大規模障害など、これらは、社会や企業の存続に深刻な影響を与えかねない「不確実な事象」といわれる。果たして、想定外といえる事象を予見することは不可能なのか、不確実な出来事に備えるための手法は何か。その手法をより効果的にするため、平時から行うべきことは何か。伝統的な学問の域を越えて不確実性を乗り越えようとする試みが行われている。不確実性に挑む専門家の取り組みを聞いた。

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デジタル化時代の地域力

デジタル化を通じて、いかに地域の住民に自らの地域を自らの手でつくり出す力を付与することができるか。この課題を考えるために、4名の方にインタビューを行った。バルセロナのDecidimという取り組みや、DXの本質が「ユーザー中心」にあるという指摘は、日本社会におけるデジタル化推進のヒントとなる。デジタル民主主義には様々な課題もあるが、デジタル化による負の側面を乗り越えつつ、新たな民主主義の可能性と地域力の発展にDXを活用すべきである。

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日常化するサイバー攻撃、問われる官民の責務

コロナ禍でテレワークやオンラインサービスなどITシフトが急速に進む中で、サイバー空間を巡る脅威が極めて深刻なものとなってきた。官民を問わずサイバー攻撃に晒されているだけでなく、その脅威の次元がこれまでとは異なるものになってきたとされる。サイバー空間でどのような脅威が起きているのか。検討すべき対策は何か。サイバーセキュリティの最前線で活躍する専門家に聞いた。

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どうすれば、日本企業がDX競争に勝てるのか

ポストコロナの世界でDX(デジタル変革)の必要性が高まる中、日本企業が競争力を高めるための経営戦略とは何か。今後鍵となるのは、既存の中核事業を成長させながら、既存の事業とは全く質の異なる新しい事業を開拓する「両利きの経営」だ。その実現には「社内のやり方(企業文化)」の変革と、人事改革が必須である。また、日本企業はDXにおいて世界で後れを取っていると言われる中で、製造業の例を通じ、競争優位に立つ企業が存在することを示す。

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組織と個人をリ・アジャストする

新型コロナウイルスの感染拡大を機に、テレワークなどICTを活用した新しい働き方が始まった。その変化は、働き方の見直しにとどまらず、組織のコミュニケーションのあり方も大きく変えようとしている。ICTによるコミュニケーションの変化は、組織と個人にどんな変革をもたらすのか。また、未来の組織像はどうなるのか。ポストコロナを見据えた組織と個人の変革のあり方を問う。

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変容する暮らしと働き方

新型コロナウイルス感染症の発生は、私たちの暮らしや働き方に大きな影響を与えた。人との接触や移動に対する自粛要請が出され、テレワークやオンライン診療などが急速に広まった。この変化は一時的なのか。それとも、新たな暮らしや働き方へと移っていくのか。また、それはどのようなものなのか。最前線のサービスを提供している企業の経営者に問う。

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ITに託す日本の未来

課題先進国といわれて久しい日本。少子高齢化の進展、地域におけるインフラの老朽化、社会・産業の担い手不足、医療の地域格差など、解決すべき多くの課題が山積し、なかなか解決には向かっていない。そうした中、ITを活用することで、課題を乗り越え、解決しようとする試みが始まっている。ITの活用による未来を展望し、その実現のためにはどうすればよいか、識者に問う。

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企業の未来をデザインする

グローバリゼーションや技術革新が急激に進んでいる。イノベーションの創出に迫られる企業は、企業同士の合従連衡といった動きのみならず、組織の枠を超えた連携を活発化させている。今後、企業で働く個々の人びとは、より自律して働きながら、より多様で柔軟な働き方を求めるようになることが予想される。事業環境の急速な変化のもと、企業組織や人びとの働き方はどのように変わるのか、また変わっていくべきか、考える。

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