2018.05.01 中核層 NIRAオピニオン No.37 中核層が活躍できる社会の構築 牛尾治朗 宇野重規 経済社会のグローバル化が進む中で、戦後日本の中核を支えてきたエリートのような、国や地域を自分が支えるという意識は人々の中で弱まり、グローバルに活躍する人たちは日本の地域と結びつかなくなってきている。また、地域コミュニティでも、かつて地域を支えていたような人材を輩出することが困難となっている。現在の日本社会が抱える課題と、それに対してどのように対応していくべきなのか。NIRA総研の牛尾治朗会長と宇野重規理事が対談した。 詳細を見る
2017.10.13 中核層 研究報告書 中核層調査 NIRA総研 先進各国で既成政党への否定的な動きが相次いでいる。NIRA総研は、自らの生き方を主体的に選択し、かつ積極的に社会を支えようとする自負と責任感を持った人々を「中核層」と名付け、日本社会の将来を担う新しい人々として育成することが重要であるとしてきた。中核層の意識はエリート層や一般層の意識とどのように異なるのであろうか。中核層は社会の担い手として期待できるのであろうか。中核層の意識を把握するためアンケート調査を実施した。 詳細を見る
2017.08.10 中核層 NIRAオピニオン No.32 二重の政治的疎外をいかに乗り越えるか 谷口将紀 先進各国で相次ぐ既成政治への否定的な動きの奥底には、中間層の不安定化と政治本流の喪失といった「二重の政治的疎外」が潜んでいる。これらに対しどのような処方箋が書けるだろうか。中間層の不安定化に対しては、新しい日本社会の主人公としての中核層を提唱したい。政治本流の喪失に対しては、政党政治を立て直し、政党本位の政治を目指す必要がある。中核層と政党政治の立て直しという「日本型・2回路制民主政治」が今の日本には求められている。 詳細を見る
2017.01.06 中核層 NIRAオピニオン No.28 新たな働き方としてのフリーランス 宇野重規 現在、地域に暮らしつつITを使って都市の企業を相手に仕事をする個人事業主が増加する一方、新幹線通勤を含め、拡大する東京圏で働く人々が珍しくなくなっている。これらの事実は、人々が、高い生産性をもつ都市に惹きつけられる一方、より愛着の抱ける「ローカル」な場所への志向を強めていることを示している。都市化の趨勢(すうせい)と「ローカル」志向は矛盾するのではなく、両者を結び付ける新たな働き方として、「フリーランス」の可能性を探る。 詳細を見る
2014.12.19 中核層 NIRAオピニオン No.12 中核層の時代に向けて 宇野重規 谷口将紀 牛尾治朗 21世紀における日本の長期的指針を模索するためには、日本の歴史と文化を振り返りながら、「日本とはいかなる社会なのか」を問い直す必要がある。また、地域では少子化や高齢化が進み、孤独化や社会的排除の問題も深刻になっている。こういった「ローカルな場」における、政治や行政の集中と分散の新たな組み合わせと、それに見合った経済構造の実現が重要である。これらの課題を、今あらためて考えた。 詳細を見る
2013.06.05 中核層 NIRAオピニオン No.10 「中核層」軸に信頼社会築け 牛尾治朗 21世紀における日本の長期的指針を模索するためには、日本の歴史と文化を振り返りながら、「日本とはいかなる社会なのか」を問い直す必要がある。また、地域では少子化や高齢化が進み、孤独化や社会的排除の問題も深刻になっている。「ローカルな場」における、政治や行政の集中と分散の新たな組み合わせと、それに見合った経済構造の実現が重要である。さらに、それを可能にする政治のあり方を考えなければならない。これらの課題を、今あらためて考えた。 詳細を見る