2020.06.10わたしの構想No.48海外での日本研究の停滞谷口将紀 クリスティーナ・デイビス クリストファー・ヒューズ パク・チョルヒ ブルース・バートン フランツ・ヴァルデンベルガー日本の政治・外交・経済・文化を研究する日本研究。各国における日本研究者は、海外にいながら日本を理解し、その立場を代弁する人でもある。しかし、世界における日本の経済的な存在感が低下するにつれ、海外での日本研究も停滞している。各国の現状、また、その背景にあるものは何か。海外での日本研究を維持・発展させるために、何が必要なのか。各国で日本を対象に研究している第一線の研究者に問う。詳細を見る
2020.04.10わたしの構想No.47認知症の人が自分らしく生きる社会に翁百合 岩坪威 ペールエリック・ヘーグべリ 駒村康平 前川智明 下河原忠道高齢化の進展に伴い、認知症の人が増加している。認知症になっても1人の人間として尊重され、その人がその人らしく暮らし続けられる社会でありたい。2025年には、団塊の世代すべてが後期高齢者の年齢に達する。早急の取り組みが必要だ。いまの社会に、その準備は整っているだろうか。急増する認知症の人と共に生きていくために、どのような整備が必要か、専門家に問う。詳細を見る
2020.02.10わたしの構想No.46デザイン思考で人間中心の政策を宇野重規 クリスチャン・ベイソン 奥村裕一 長谷川敦士 佐宗邦威 澤田有希子使う人の視点に立つ「デザイン思考」を適用し、ビジネスの分野ではさまざまなイノベーションがもたらされてきた。ユーザー(消費者)の課題や、ユーザーにとっての価値は何かを考え、サービスや製品を開発していく手法だ。近年、公共セクターにおいても、デザイン思考を政策形成に取り入れるアプローチが注目されている。デザイン思考の意義と、実践の課題について、専門家に問う。詳細を見る
2019.12.10わたしの構想No.45科学的分析は政策の質を高めるか柳川範之 川口大司 小林庸平 中室牧子 マーティン・ハマーズリー 渡辺努信頼ある行政を構築するため、EBPM(証拠に基づく政策立案)の推進が2017年に閣議決定された。以来、推進体制の構築や、各府省による試行的検証、職員の能力開発が進められている。政策の質の向上を確かなものとするためにも、経済学の手法であるEBPMの特徴、その意義と限界を見極め、適切に社会に根付かせていくことが求められる。EBPMに実効性をもたせるには何が必要なのか、識者に問う。詳細を見る
2019.10.10わたしの構想No.44ITに託す日本の未来金丸恭文 菅谷俊二 二宮正士 松原仁 武藤真祐 加藤エルテス聡志課題先進国といわれて久しい日本。少子高齢化の進展、地域におけるインフラの老朽化、社会・産業の担い手不足、医療の地域格差など、解決すべき多くの課題が山積し、なかなか解決には向かっていない。そうした中、ITを活用することで、課題を乗り越え、解決しようとする試みが始まっている。ITの活用による未来を展望し、その実現のためにはどうすればよいか、識者に問う。詳細を見る
2019.08.10わたしの構想No.43アフリカ経済の今東和浩 ソロモン・K・マイナ, M.B.S. ジャーマン・カフル 田中秀和 アシュラフ・パテル 横山正アフリカ地域が世界から注目されている。ICT(情報通信技術)を中心に最先端技術の導入が進み、「リープフロッグ」とも呼ばれる経済の活況に沸いているのだ。2019年5月に「アフリカ大陸自由貿易圏(AfCFTA)」が発効。アフリカ単一市場の形成をめざす。この8月、横浜市で第7回アフリカ開発会議(TICAD7)が開催される。アフリカの今を知り、アフリカの持続的成長の姿について、専門家に問う。詳細を見る
2019.06.10わたしの構想No.42令和改革谷口将紀 田中明彦 辻井潤一 増田寛也 小黒一正 菅沼隆30年ぶりに新元号が施行となり、令和の時代が始まった。新時代を考えると、不安定化する国際情勢、少子高齢社会の一層の進展、衰退する地方都市など、これからの日本を取り巻く状況は厳しいといわざるを得ない。この機会に、新しい時代の課題をあらためて整理し直し、向こう20年を視野に、日本が直面する重要課題は何か、その課題に対してどう行動していくべきなのかを問う。詳細を見る
2019.04.10わたしの構想No.41米中対立をどうみるか翁百合 待鳥聡史 中西寛 川島真 細川昌彦 マーティン・ウルフトランプ政権の米国第一主義をきっかけに始まった米中の貿易戦争。米中の覇権争いは当面続くとされる。米中の対立は、戦後の世界の秩序を大きく変える可能性をはらむ。経済面のみならず、安全保障上のスタンスを含めて議論を深めることが求められている。米中の対立の本質をどうみるべきか。戦後の平和と自由貿易を前提に繁栄を享受してきた日本は、今後どのように対応すべきか。詳細を見る
2019.02.12わたしの構想No.40ドイツ社会都市の可能性宇野重規 室田昌子 山本健兒 馬場哲 大場茂明 高松平藏雇用環境の悪化、移民や多国籍住民の問題、市街地の衰退など、現代の都市が抱える問題に対処するため、ドイツでは長く「社会都市」の実験を行ってきた。都市の再開発や環境都市の試みなど、多様な手法で都市の再生を図っている。その歴史は19世紀に遡る。ドイツの「社会都市」プログラムとは何か――その試みと意義、また、日本への示唆は何かを専門家に問う。詳細を見る
2018.12.25わたしの構想No.39ビッグデータ本格活用へ柳川範之 中村潤 眞野浩 トリスタン・チョン 北川拓也 ディートマー・ハーホフ デジタル革命の核心となるビッグデータ。しかしその利活用はまだ発展途上だ。この新しい競争力のパラダイムに、各国がしのぎを削る。日本は十分な備えができているのか。本号は、2018年11月1日、NIRAとドイツ日本研究所の共催で開催された「ビッグデータ」ワークショップ(カリフォルニア大学サンディエゴ校&マックス・プランク・イノベーション・競争研究所協賛)から、ビッグデータ利活用の現状をお届けする。詳細を見る