2024.11.26研究報告書AIを活用した熟議プラットフォームの形成―実証実験―NIRA総研住民が地域の課題を議論する際に、AIを活用することの可能性や限界はどこにあるのか。NIRA総研は、北海道東神楽町において住民ワークショップを開催し、そこで若者がChatGPTを使って議論した内容を町への提言としてまとめた。ワークショップの結果、ChatGPTは住民が元々持っている問題意識やアイディアを発展させるためのツールとして、有効に活用できる可能性があることが分かった。後日、プロジェクト全体を通じて明らかになった知見を取りまとめた報告書も公開する予定である。詳細を見る
2024.10.10わたしの構想No.74外国人の受け入れ、実態を踏まえた議論を柳川範之 村山俊明 鈴木江理子 園田薫 ジョナサン・チャロフ 小路明善超高齢・少子化社会となった日本において、労働力人口の急速な減少はもはや避けられず、外国人の受け入れ、活用が喫緊の課題である。政府は外国人労働者の受け入れ拡大へと舵を切り、人材確保と人材育成を目的とする新たな制度を創設するなど積極策を打ち出している。日本が今後、外国人を受け入れる際の課題と、必要な政策的対応は何か。研究者や、自治体の首長、企業のトップに聞いた。詳細を見る
2024.08.20研究報告書アジアの「民主主義」序論―欧亜比較の観点から水島治郎アジア諸国と軍事を含む様々な連携を強める日本にとって、アジアの政治動向を把握することは喫緊の課題となっている。「民主主義のゆらぎ」が世界各国で指摘されているなか、その「民主主義」がどのような形でアジア諸国の外交・安全保障政策に反映しているのだろうか。アジアという「一大成長センター」における政治的な不安定要因は、国際的なインパクトを与える。ヨーロッパとの比較を通して、3つの共通項である「既存の政治秩序の溶解」、「ポピュリズム政治の拡大」、そして「宗教の政治的役割」の観点から、アジアの現状を振り返る。詳細を見る
2024.08.09わたしの構想No.73日・ASEAN、21世紀のパートナーシップへ東和浩 紀谷昌彦 渡辺哲也 竹内純子 町井健太郎 山田美和日本とASEANの協力の歴史は長い。昨年は友好協力50周年を祝賀する特別首脳会議が開催された。しかし近年、ASEAN経済は急成長を遂げ、また国際環境は大きく変化しており、日・ASEANのパートナーシップの再構築が急務となっている。これからの日・ASEANの協力関係はどのようなものであるべきか。その具体的ビジョンを描くべく、各分野の第一線の識者にお話を伺った。詳細を見る
2024.07.31研究報告書アジアの「民主主義」第7章ミャンマー―ミャンマー危機とアジアの民主主義中西嘉宏軍事政権が長年続いたミャンマーで、2016年に選挙で選ばれたアウンサンスーチー政権の誕生は、ミャンマー民主化の実現として国内外から大きく歓迎された。しかし、2021年の軍事クーデターによりスーチー政権は転覆し、ミャンマーの民主主義は後退したとされた。国家としての統治能力の脆弱性や軍の影響力、2017年のロヒンギャ危機の背景にある少数民族との国民統合の失敗を通して、民主化が必ずしも万能な最適解ではないことを示すミャンマーの事例は、アジアの民主主義を再考するきっかけとなるはずだ。詳細を見る
2024.07.26研究報告書第1回デジタル経済・社会に関する就業者実態調査(速報)大久保敏弘 NIRA総研コロナ禍を契機にデジタル化が加速し、経済社会システムの変革が続いている。2024年5月の調査結果からは、テレワーク利用者の仕事での自動化技術の利用や、生活におけるフィンテックサービスの利用が経年的に増えている。他方、テレワークや自動化技術を活用した仕事に関しては、前向きな意識が形成されているとは言えない。ポストコロナの社会像や、社会全体でデジタル技術の受容性をいかに高めていくかが改めて問われている。詳細を見る
2024.06.18政策研究ノートvol.5あれから75年―宇田川潤四郎の家庭裁判所への想い―宇田川淑恵朝ドラ「虎に翼」で、強烈な個性が目を引く多岐川幸四郎は、家庭裁判所創設に並々ならぬ情熱を注いだ。そこまでの情熱をかけて、何を守ろうとしていたのか。多岐川のモデルとなったのは、私の祖父、宇田川潤四郎(1907~1970)である。祖父が最も大切にしていた「個人の尊厳」の視点から、家裁発足当時と今を振り返る。詳細を見る
2024.06.10わたしの構想No.72あれから50年、いまに続く意義と課題谷口将紀 吉田慎一 岡崎哲二 村井良太 西崎文子 テリー伊藤NIRA総研は今年、前身を含めて50周年を迎えた。この間、われわれを取り巻く社会経済は変貌した。これを機会に、1974年設立当時の主な出来事を振り返り、それらが日本や世界に与えたインパクトはどのようなものであったか、そして、現在を生きるわれわれにどのように引き継がれ、また課題となって残されているのか、考察する。詳細を見る
2024.06.04研究報告書日本と世界の課題2024-新しいシステムを模索するNIRA総研国際情勢が混迷を深めている。日本は、少子高齢社会の中、これからのグランドデザインが問われる正念場にいる。日本と世界の「現在地」はどこか。未来をどう描くか。本書は、2024年1月18日に公表した「日本と世界の課題2024―転換点を迎える日本と世界」の136名の専門家の提言を、9のテーマに分けて紹介したものである。巻頭見開きページには、日本と世界の課題について、全136名の識者の意見を俯瞰する「鳥瞰図-Bird’s-Eye View」を掲載した。詳細を見る
2024.06.04わたしの構想日本と世界の課題2024【テーマ別】―転換点を迎える日本と世界NIRA総研日本と世界の「現在地」はどこか。未来をどう描くか。NIRA総研では、2024年1月に「日本と世界の課題2024―転換点を迎える日本と世界」を公表、総勢136名の専門家にご寄稿いただいた。これについて今回、改めてテーマ別に分類したページを作成し、【識者氏名順】【テーマ別】と2種類の方法で検索が可能となったので、ぜひ活用いただきたい。詳細を見る