2022.10.31 組織・社会変容 わたしの構想 No.62 不確実性への対応を社会実装せよ 金丸恭文 合原一幸 北村正晴 潮俊光 高橋寿一 ミリアム・テシュル 自然災害やパンデミック、また、システム異常による大規模障害など、これらは、社会や企業の存続に深刻な影響を与えかねない「不確実な事象」といわれる。果たして、想定外といえる事象を予見することは不可能なのか、不確実な出来事に備えるための手法は何か。その手法をより効果的にするため、平時から行うべきことは何か。伝統的な学問の域を越えて不確実性を乗り越えようとする試みが行われている。不確実性に挑む専門家の取り組みを聞いた。 詳細を見る
2022.01.24 組織・社会変容 研究報告書 デジタル化時代の地域力 宇野重規 小田理恵子 吉村有司 庄司昌彦 若林恵 デジタル化を通じて、いかに地域の住民に自らの地域を自らの手でつくり出す力を付与することができるか。この課題を考えるために、4名の方にインタビューを行った。バルセロナのDecidimという取り組みや、DXの本質が「ユーザー中心」にあるという指摘は、日本社会におけるデジタル化推進のヒントとなる。デジタル民主主義には様々な課題もあるが、デジタル化による負の側面を乗り越えつつ、新たな民主主義の可能性と地域力の発展にDXを活用すべきである。 詳細を見る
2021.12.10 組織・社会変容 わたしの構想 No.57 日常化するサイバー攻撃、問われる官民の責務 柳川範之 村島正浩 西尾素己 松原実穂子 坂明 神保謙 コロナ禍でテレワークやオンラインサービスなどITシフトが急速に進む中で、サイバー空間を巡る脅威が極めて深刻なものとなってきた。官民を問わずサイバー攻撃に晒されているだけでなく、その脅威の次元がこれまでとは異なるものになってきたとされる。サイバー空間でどのような脅威が起きているのか。検討すべき対策は何か。サイバーセキュリティの最前線で活躍する専門家に聞いた。 詳細を見る
2020.11.01 組織・社会変容 研究報告書 どうすれば、日本企業がDX競争に勝てるのか ウリケ・シェーデ ポストコロナの世界でDX(デジタル変革)の必要性が高まる中、日本企業が競争力を高めるための経営戦略とは何か。今後鍵となるのは、既存の中核事業を成長させながら、既存の事業とは全く質の異なる新しい事業を開拓する「両利きの経営」だ。その実現には「社内のやり方(企業文化)」の変革と、人事改革が必須である。また、日本企業はDXにおいて世界で後れを取っていると言われる中で、製造業の例を通じ、競争優位に立つ企業が存在することを示す。 詳細を見る
2020.10.12 組織・社会変容 わたしの構想 No.50 組織と個人をリ・アジャストする 金丸恭文 トーマス・リー 谷本有香 楠木建 五神真 川邊健太郎 新型コロナウイルスの感染拡大を機に、テレワークなどICTを活用した新しい働き方が始まった。その変化は、働き方の見直しにとどまらず、組織のコミュニケーションのあり方も大きく変えようとしている。ICTによるコミュニケーションの変化は、組織と個人にどんな変革をもたらすのか。また、未来の組織像はどうなるのか。ポストコロナを見据えた組織と個人の変革のあり方を問う。 詳細を見る
2020.08.10 組織・社会変容 わたしの構想 No.49 変容する暮らしと働き方 東和浩 アレクサンダー・ファーフニック 上田祐司 原聖吾 青野慶久 鳥居大祐 新型コロナウイルス感染症の発生は、私たちの暮らしや働き方に大きな影響を与えた。人との接触や移動に対する自粛要請が出され、テレワークやオンライン診療などが急速に広まった。この変化は一時的なのか。それとも、新たな暮らしや働き方へと移っていくのか。また、それはどのようなものなのか。最前線のサービスを提供している企業の経営者に問う。 詳細を見る
2019.10.10 組織・社会変容 わたしの構想 No.44 ITに託す日本の未来 金丸恭文 菅谷俊二 二宮正士 松原仁 武藤真祐 加藤エルテス聡志 課題先進国といわれて久しい日本。少子高齢化の進展、地域におけるインフラの老朽化、社会・産業の担い手不足、医療の地域格差など、解決すべき多くの課題が山積し、なかなか解決には向かっていない。そうした中、ITを活用することで、課題を乗り越え、解決しようとする試みが始まっている。ITの活用による未来を展望し、その実現のためにはどうすればよいか、識者に問う。 詳細を見る
2017.01.10 組織・社会変容 わたしの構想 No.27 企業の未来をデザインする 金丸恭文 松尾豊 峰岸真澄 入山章栄 出雲充 御手洗瑞子 グローバリゼーションや技術革新が急激に進んでいる。イノベーションの創出に迫られる企業は、企業同士の合従連衡といった動きのみならず、組織の枠を超えた連携を活発化させている。今後、企業で働く個々の人びとは、より自律して働きながら、より多様で柔軟な働き方を求めるようになることが予想される。事業環境の急速な変化のもと、企業組織や人びとの働き方はどのように変わるのか、また変わっていくべきか、考える。 詳細を見る
2016.04.20 組織・社会変容 わたしの構想 No.22 消費者とともに築く未来 東和浩 井上哲浩 石黒不二代 若林恵 大島誠 北川拓也 ITやネットワークの発達、モバイル機器の普及は、企業と消費者の関係性を変えつつある。もはや、専ら企業のみが商品・サービスの開発・提供を行うものではなく、消費者とともに取り組むものとなっている。ITは企業と消費者の関係をどのように変えるのか。新しい価値をともに創造していくための望ましい協働のあり方とは何か。IT活用による新しい消費の姿を探る。 詳細を見る
2016.03.25 組織・社会変容 NIRAオピニオン No.20 官民連携で学術データビジネスの育成を 國領二郎 生貝直人 市古みどり 小野塚亮 倉田敬子 小松正 林和弘 欧米のIT企業や出版社が、学術データビジネスの覇権を巡って競い合っている。その争いに食い込む日本の事業者はおらず、日本の学問や産業界にとってはゆゆしき事態だ。これを打開する方策の1つは、公的資金援助を受けた研究については、その論文や研究データを、民間に無償で開放することで、事業者の新規参入コストを引き下げることだ。官民が連携すれば、オープンな情報流通ときめ細やかなサービスの展開を両立させることは可能だ。 詳細を見る