2021.08.11 金融 わたしの構想 No.55 スマートシティをファイナンスする 東和浩 ランス・カワグチ 浅川博人 ダニエル・スタンダー 菊池武晴 中村彰二朗 山本英生 ICT等の新技術を用いて持続可能な都市の実現を目指すスマートシティ。日本各地で取り組みが進んでいる。しかし、一過性のプロジェクトに終わらせることなく、将来的に事業の継続性や経済性をどう担保していくか、成功への確かな道筋はまだ見えていない。スマートシティのファイナンスにおける課題にどう対応すべきか。都市を革新するために金融機関は何に挑戦すべきか。内外の識者に問う。 詳細を見る
2020.11.01 組織・社会変容 研究報告書 どうすれば、日本企業がDX競争に勝てるのか ウリケ・シェーデ ポストコロナの世界でDX(デジタル変革)の必要性が高まる中、日本企業が競争力を高めるための経営戦略とは何か。今後鍵となるのは、既存の中核事業を成長させながら、既存の事業とは全く質の異なる新しい事業を開拓する「両利きの経営」だ。その実現には「社内のやり方(企業文化)」の変革と、人事改革が必須である。また、日本企業はDXにおいて世界で後れを取っていると言われる中で、製造業の例を通じ、競争優位に立つ企業が存在することを示す。 詳細を見る
2020.10.12 組織・社会変容 わたしの構想 No.50 組織と個人をリ・アジャストする 金丸恭文 トーマス・リー 谷本有香 楠木建 五神真 川邊健太郎 新型コロナウイルスの感染拡大を機に、テレワークなどICTを活用した新しい働き方が始まった。その変化は、働き方の見直しにとどまらず、組織のコミュニケーションのあり方も大きく変えようとしている。ICTによるコミュニケーションの変化は、組織と個人にどんな変革をもたらすのか。また、未来の組織像はどうなるのか。ポストコロナを見据えた組織と個人の変革のあり方を問う。 詳細を見る
2020.08.10 組織・社会変容 わたしの構想 No.49 変容する暮らしと働き方 東和浩 アレクサンダー・ファーフニック 上田祐司 原聖吾 青野慶久 鳥居大祐 新型コロナウイルス感染症の発生は、私たちの暮らしや働き方に大きな影響を与えた。人との接触や移動に対する自粛要請が出され、テレワークやオンライン診療などが急速に広まった。この変化は一時的なのか。それとも、新たな暮らしや働き方へと移っていくのか。また、それはどのようなものなのか。最前線のサービスを提供している企業の経営者に問う。 詳細を見る
2020.07.03 雇用・人材育成 NIRAオピニオン No.51 「AI人材」育成の真価は課題設定能力 櫛田健児 AI人材の教育が注目されている。技術革命の進化と浸透の歴史的なパターンを見ると、技術者としてだけではなく、課題設定能力が高い人材の育成が必要なことがわかる。それは、ペインポイントを徹底的にユーザー目線で深堀する能力をもつ人材だ。産業界のリソースが潤沢なシリコンバレーでは、こうしたハイレベルの人材を育成するためにトップ大学との産学連携が行われている。このような動きを知った上で、AI人材育成について議論することが望ましい。 詳細を見る
2019.10.10 組織・社会変容 わたしの構想 No.44 ITに託す日本の未来 金丸恭文 菅谷俊二 二宮正士 松原仁 武藤真祐 加藤エルテス聡志 課題先進国といわれて久しい日本。少子高齢化の進展、地域におけるインフラの老朽化、社会・産業の担い手不足、医療の地域格差など、解決すべき多くの課題が山積し、なかなか解決には向かっていない。そうした中、ITを活用することで、課題を乗り越え、解決しようとする試みが始まっている。ITの活用による未来を展望し、その実現のためにはどうすればよいか、識者に問う。 詳細を見る
2019.02.28 AI・ビッグデータ NIRAオピニオン No.43 21世紀の「資源」:ビッグデータ NIRA総研 DIJ(ドイツ日本研究所) 21世紀の「資源」といわれるようになったビッグデータだが、利用環境は整備途上だ。新たな資源を巡る混乱を防ぎ、いかに経済・社会的利益につなげるか。実務家、研究者、政府関係者によるワークショップでは、新たな価値を生むIoT技術の構築、ビジネスを活発化させるデータ取引の仕組み、AIが惹起する倫理的問題やブラックボックス化といった、新しい課題が示された。データ乱用を防ぎ、一方で過剰規制にもならぬ、バランスのとれた対応が求められる。 詳細を見る
2019.02.01 金融 NIRAオピニオン No.42 キャッシュレス社会に向けて何をすべきか 翁百合 NIRAのアンケート調査により、キャッシュレス化の実態が明らかになった。日本はいまだに現金嗜好が根強く、特に所得の低い層ほど傾向が強くなる。また、地域、年齢、雇用形態など様々な要因でキャッシュレス決済の普及状況は異なる。キャッシュレス決済を利用しやすい社会を実現するために、民間による高付加価値のサービスの提供と、政府の多面的できめ細かい政策を推進する必要がある。 詳細を見る
2018.12.25 AI・ビッグデータ わたしの構想 No.39 ビッグデータ本格活用へ 柳川範之 中村潤 眞野浩 トリスタン・チョン 北川拓也 ディートマー・ハーホフ デジタル革命の核心となるビッグデータ。しかしその利活用はまだ発展途上だ。この新しい競争力のパラダイムに、各国がしのぎを削る。日本は十分な備えができているのか。本号は、2018年11月1日、NIRAとドイツ日本研究所の共催で開催された「ビッグデータ」ワークショップ(カリフォルニア大学サンディエゴ校&マックス・プランク・イノベーション・競争研究所協賛)から、ビッグデータ利活用の現状をお届けする。 詳細を見る
2018.10.10 雇用・人材育成 わたしの構想 No.38 学生本位の大学教育 金丸恭文 林芳正 マーティン・ウィリアムズ 宮川繁 スブラ・スレシュ ベン・ネルソン 科学技術が加速度的に進歩し、産業や社会が急激に変化する時代に、大学はどのような役割を果たすべきか。学生が大学で学んだことを自らの職業生活や社会活動に生かし、長い職業人生を満足して送ることができるようになるために、大学教育はどう変わるべきか。内外の識者に、日本の教育行政の指針、世界の代表的な大学の取り組みを聞き、学生本位の大学教育のあり方について問う。 詳細を見る