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RESEARCH研究テーマ

デモクラシー

デモクラシー

現代の政治は、人口減少や所得格差、社会の分断などの課題解決と、グローバル化やIT化への対応が求められている。グローバルな視点で民主政治、政党、市民社会を取り巻く動向を分析し、今後の日本政治のあり方を研究する。

経済・社会文化・グローバリゼーション<br>ー第3章 ドイツー</br>

経済・社会文化・グローバリゼーション
ー第3章 ドイツー

主要国の政党政治の最新動向を各国識者が解説する「経済・社会文化・グローバリゼーション」のドイツ編。キリスト教民主同盟とドイツ社会民主党の二大政党が中心となって政権を担ってきたが、近年は二大政党が勢力減衰しつつある。その中で、社会文化的争点や反EU・反移民などのグローバル化の争点で先鋭化することで支持を伸ばし、緑の党や左翼党、さらには右派ポピュリスト政党である「ドイツのための選択肢」などが伸長している。

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経済・社会文化・グローバリゼーション<br>ー第4章 イタリアー</br>

経済・社会文化・グローバリゼーション
ー第4章 イタリアー

主要国の政党政治の最新動向を各国識者が解説する「経済・社会文化・グローバリゼーション」のイタリア編。イタリアの政党は、それぞれ左右に分かれ、経済・社会文化的な主張を展開してきた。その中で、近年は左右二大政党から左派の五つ星運動と右派の同盟といった左右ポピュリスト政党中心への変化が生じた。他方、財政がEUの監視下にあり、EU離脱は現実的な主張ではなかったが、経済的停滞が反EU・反移民を強める可能性が指摘される。

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経済・社会文化・グローバリゼーション<br>ー第5章 オランダー</br>

経済・社会文化・グローバリゼーション
ー第5章 オランダー

主要国の政党政治の最新動向を各国識者が解説する「経済・社会文化・グローバリゼーション」のオランダ編。ヨーロッパの典型的な3大勢力が経済・社会文化的に左右の主張をすることで政治が行われてきた。だが近年、緑の党や右派ポピュリスト政党の自由党や民主フォーラムなどの、環境問題や反EU・反移民・などのグローバル化の争点で先鋭的な主張をするイシュー・オーナーシップを持った政党によって、3大勢力の主張が引っ張られている。

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経済・社会文化・グローバリゼーション<br>ー第6章 スペインー</br>

経済・社会文化・グローバリゼーション
ー第6章 スペインー

主要国の政党政治の最新動向を各国識者が解説する「経済・社会文化・グローバリゼーション」のスペイン編。民主化以降、社会労働党と国民党の二大政党が政権を担い、経済・社会文化的な立場を左右に分かれて展開している。他方で、グローバリズムに関しては、二大政党はグローバリズムを積極的に主張するが、勢力拡大している統一ポデモスやVoxなどの左右のポピュリスト政党は、EUを積極的に認めつつも、反緊縮や反グローバル経済を明確にしている。

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経済・社会文化・グローバリゼーション<br>ー第7章 北欧諸国ー</br>

経済・社会文化・グローバリゼーション
ー第7章 北欧諸国ー

主要国の政党政治の最新動向を各国識者が解説する「経済・社会文化・グローバリゼーション」の北欧諸国編。左右の政党がブロックを形成し、中道の有権者を奪い合う構図が確立している。その中で、各国で台頭した右派ポピュリスト政党も左派への対抗として、右派ブロックに取り込まれている。一方で、国際協調などを前提とする北欧にとっては、ほぼ全ての政党が積極的にグローバル化を主張しきたが、反移民・難民などを主張する勢力も伸長している。

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経済・社会文化・グローバリゼーション<br>ー第8章 アメリカー</br>

経済・社会文化・グローバリゼーション
ー第8章 アメリカー

主要国の政党政治の最新動向を各国識者が解説する「経済・社会文化・グローバリゼーション」のアメリカ編。民主党と共和党の二大政党で争うが、実態は政党内に経済・社会文化政策ともに急進的から中道的な立場をとる様々な派閥が存在し、政策の幅が非常に大きい。近年、グローバリズムを前提とし、対外的にも積極的に推進してきた二大政党であるが、共和党トランプ派や民主党左派の反自由貿易などの反グローバル化勢力が各党内で拡大傾向にある。

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経済・社会文化・グローバリゼーション<br>ー第9章 韓国ー</br>

経済・社会文化・グローバリゼーション
ー第9章 韓国ー

主要国の政党政治の最新動向を各国識者が解説する「経済・社会文化・グローバリゼーション」の韓国編。保守系と民主系・進歩系の二大政党が、経済・社会文化政策ともに、分極的にも中道に位置している。加えて、二大政党間ではグローバル化も争点にならず、自由貿易推進や多文化主義などで立場が収斂している。一方で、政党参入がしにくい中、2016年に新興政党が伸長し、変化の兆しがあったが、2020年には二大政党へ支持が再び集まっている。

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課題「解決」先進国をめざせ

課題「解決」先進国をめざせ

近い将来、政府債務や少子高齢化などを背景に、負担増と給付減、雇用の流動化といった「負担の分かち合い」が、日本の政治課題になることは避けられない。オランダ、ドイツ、デンマーク、カナダ、イギリス各国での改革から得られる日本への教訓は、社会が個人の自立を支え、励ます「信頼社会」に向けた政策枠組みが求められるということである。大きな方向性を共有しながら、複数の選択肢を国民に提示する、健全な政党政治のあり方を実現することが急務である。

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