研究報告書 2022.10.13 オンラインシンポジウム「リベラリズムの未来」 この記事は分で読めます シェア Tweet NIRA総合研究開発機構 ドイツ日本研究所(DIJ) 日仏会館・フランス国立日本研究所(IFRJ-MFJ) オンラインシンポジウム「リベラリズムの未来(The Future of Liberalism)」を2022年6月7~9日に開催しました。1日目に実施したトマ・ピケティ教授による基調講演、リザ・ヘルツォーク教授および宇野重規理事による討論は、動画でご覧ください。2日目は、リベラリズムの概念や理論について、3日目は、技術の進展におけるリベラリズムの変容について、日仏独米の専門家による議論を行いました。識者による発表や質疑内容の概要は、下記のPDFにてご覧ください。 パンフレット Full Report (English) INDEX 00:00:00 開会のご挨拶とシンポジウムのご紹介 【司会】ジル・カンパニョーロ(日仏会館・フランス国立日本研究所) アドリエンヌ・サラ(日仏会館・フランス国立日本研究所) 【挨拶】フィリップ・セトン(駐日フランス大使) クレメンス・フォン・ゲッツェ(駐日ドイツ大使) ベルナール・トマン(日仏会館・フランス国立日本研究所所長)00:29:10 基調講演「平等の歴史を概観する(A Brief History of Equality)」 【講師】トマ・ピケティ(フランス国立社会科学高等研究院)01:29:07 ラウンドテーブル 【パネリスト】リザ・ヘルツォーク(フローニンゲン大学) 宇野重規(東京大学、NIRA総合研究開発機構理事)02:00:45 Q&A03:11:53 閉会のご挨拶 【挨拶】フランツ・ヴァルデンベルガー(ドイツ日本研究所所長) 平等の歴史を概観する(A Brief History of Equality) 過去2世代にわたって、世界各地で格差が劇的に拡大したことは知られています。しかし、壮大な歴史を見ればわれわれは楽観的であるべきです。我々は何世紀にもわたり、さらなる平等に向けて前進してきたのです。それは暴力と社会的闘争の歴史であり、後退と災害によって区切られてきました。そのような中で、人類社会は、所得や資産をより公正に分配し、人種や性別による格差を是正し、医療や教育、市民権へのアクセスを向上させる方向に少しずつ進んでいます。平等を永続的に実現するためには、制度、法律、社会、財政、教育システムをどう変えていくことが有効であるかを知り、それに責任をもって取り組んでいくことが必要です。 シェア Tweet ©公益財団法人NIRA総合研究開発機構※本誌に関するご感想・ご意見をお寄せください。E-mail:info@nira.or.jp 研究の成果一覧へ