NIRA総合研究開発機構
ドイツ日本研究所(DIJ)
日仏会館・フランス国立日本研究所(IFRJ-MFJ)

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オンラインシンポジウム「リベラリズムの未来(The Future of Liberalism)」を2022年6月7~9日に開催しました。
1日目に実施したトマ・ピケティ教授による基調講演、リザ・ヘルツォーク教授および宇野重規理事による討論は、動画でご覧ください。
2日目は、リベラリズムの概念や理論について、3日目は、技術の進展におけるリベラリズムの変容について、日仏独米の専門家による議論を行いました。識者による発表や質疑内容の概要は、下記のPDFにてご覧ください。

INDEX

00:00:00 開会のご挨拶とシンポジウムのご紹介
  【司会】ジル・カンパニョーロ(日仏会館・フランス国立日本研究所)
      アドリエンヌ・サラ(日仏会館・フランス国立日本研究所)
  【挨拶】フィリップ・セトン(駐日フランス大使)
      クレメンス・フォン・ゲッツェ(駐日ドイツ大使)
      ベルナール・トマン(日仏会館・フランス国立日本研究所所長)

00:29:10 基調講演「平等の歴史を概観する(A Brief History of Equality)」
  【講師】トマ・ピケティ(フランス国立社会科学高等研究院)

01:29:07 ラウンドテーブル
  【パネリスト】リザ・ヘルツォーク(フローニンゲン大学)
         宇野重規(東京大学、NIRA総合研究開発機構理事)

02:00:45 Q&A

03:11:53 閉会のご挨拶
  【挨拶】フランツ・ヴァルデンベルガー(ドイツ日本研究所所長)

平等の歴史を概観する(A Brief History of Equality)

 過去2世代にわたって、世界各地で格差が劇的に拡大したことは知られています。しかし、壮大な歴史を見ればわれわれは楽観的であるべきです。我々は何世紀にもわたり、さらなる平等に向けて前進してきたのです。それは暴力と社会的闘争の歴史であり、後退と災害によって区切られてきました。そのような中で、人類社会は、所得や資産をより公正に分配し、人種や性別による格差を是正し、医療や教育、市民権へのアクセスを向上させる方向に少しずつ進んでいます。平等を永続的に実現するためには、制度、法律、社会、財政、教育システムをどう変えていくことが有効であるかを知り、それに責任をもって取り組んでいくことが必要です。

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