研究プロジェクト

実施中の研究プロジェクトの概要を紹介します。

Tele-migrationに関する研究

概要
製造業における部品や製品のグローバルバリューチェーンや、その国際展開は最近よく知られているが、サービス産業や製造業におけるサービス部門での協業や分業は未解明な部分が多い。また、近年ICT技術を活用した、テレワーキング(リモートワーキング)や、サービス部門におけるロボット(ホワイトカラーロボット)の活用が、労働者の働き方や、企業組織をどのように変えていくかが注目されている。
本プロジェクトでは、テレワークの活用とWCR(ホワイトカラーロボット)の活用がサービス産業と、企業のサービス部門の生産、雇用、組織にどのような影響を与えているのかを、アンケート調査と、その結果に基づく計量分析を行い、解明し、企業組織と労働者の環境、更には地域経済についても議論しつつ、適切な政策提言に結び付けることを目的としている。

研究体制
大久保敏弘 慶応義塾大学経済学部教授/NIRA総研上席研究員
加藤究   フューチャー株式会社シニアアーキテクト/NIRA総研上席研究員
神田玲子  NIRA総研理事/研究調査部長
井上敦   NIRA総研研究コーディネーター・研究員
関島梢恵  NIRA総研研究コーディネーター・研究員
増原広成  NIRA総研研究コーディネーター・研究員

研究成果
コロナ禍におけるテレワークと人流の変化(政策研究ノートvol.4)
第7回テレワークに関する就業者実態調査(速報)―「ウクライナ危機をめぐる安全保障に関する意識調査」を含む―
テレワーク、感染症対策から得た教訓とは―コロナ禍で見えた効果、課題、近未来―(研究報告書)
テレワークの可能性を問う―実務家たちによる座談会―(研究報告書)
第6回テレワークに関する就業者実態調査(速報)
第5回テレワークに関する就業者実態調査(速報)
第4回テレワークに関する就業者実態調査報告書
Okubo, T., Inoue, A., & Sekijima, K. (2021) "Teleworker performance in the COVID-19 era in Japan", Asian Economic Papers, 20(2), 175-192.
第4回テレワークに関する就業者実態調査(速報)
第3回テレワークに関する就業者実態調査報告書
感染症対策か経済対策か―国民はコロナ対策の現状をどう考えているのか?―(オピニオンペーパーNo.56)
第3回テレワークに関する就業者実態調査(速報)
コロナショックが加速させる格差拡大―所得格差とデジタル格差の「負の連鎖」―(オピニオンペーパーNo.53)
第2回テレワークに関する就業者実態調査報告書
第2回テレワークに関する就業者実態調査(速報)
Toshihiro Okubo (2020) "Spread of COVID-19 and telework: Evidence from Japan", Covid Economics, 32, 1-25.
Toshihiro Okubo (2020) "COVID-19 and Telework in Japan", VoxEU.org, 25 June.
テレワークを感染症対策では終わらせない―就業者実態調査から見える困難と矛盾―(オピニオンペーパーNo.47)
「新型コロナウイルスの感染拡大がテレワークを活用した働き方、生活・意識などに及ぼす影響に関するアンケート調査」に関する報告書
「新型コロナウイルスの感染拡大がテレワークを活用した働き方、生活・意識などに及ぼす影響に関するアンケート調査」の結果(速報)