2023.08.31 感染症対策 NIRAオピニオン No.71 日本人の価値観に合った政策展開を 宇野重規 重田園江 渡辺靖 政策に対する評価は、人々の価値観の影響を受ける。緊急事態の時に、政策に従った行動を、国民が納得してとるには、日本人の価値観に合った政策を展開する必要がある。その前提となるのが、科学的な知見に基づいた世論の形成だ。それには、国民のデータリテラシーの向上が求められる。科学的な裏付けがなくても印象的な映像などは個人の価値観を変えうるため、複雑な情報を分かりやすく伝えるメディアや、専門家たちの意見を総合化する人材の役割も不可欠だ。 詳細を見る
2023.05.29 テレワーク感染症対策 研究報告書 「コロナ禍の政策と行動から見る日本人の自由と平等観」についてのアンケート(速報) NIRA総研 アンケート調査を実施し、パンデミック時の政府の政策を人々はどう評価しているのかについて把握した。調査結果からは、行動制限として、半数近くの人が「自粛要請」を支持したことが明らかとなった。また、「マスク着用要請」を評価している人は多いものの、「GoToキャンペーン」は評価しない人が多いなど、評価は政策ごとに大きく分かれた。 詳細を見る
2023.04.12 テレワーク 研究報告書 第9回テレワークに関する就業者実態調査(速報) 大久保敏弘 NIRA総研 ポストコロナ社会でテレワークを活かせるかは、その生産性に大きく左右されるだろう。テレワーク利用率はほぼ横ばいで推移していたが、このところ低下し、2023年3月時点で13%となった。一方、テレワークを利用している人の平均的な仕事効率は、コロナ禍初期と比べて高くなっている。テレワークによって仕事効率を維持できるかどうかが、今後のテレワーク利用動向を左右することがわかる。 詳細を見る
2023.01.31 テレワーク感染症対策 研究報告書 第8回テレワークに関する就業者実態調査(速報) 大久保敏弘 NIRA総研 デジタル化の波に乗り、働き方を革新できるかは、ポストコロナの日本経済の明暗を分けるだろう。2022年12月時点では、テレワーク率は15%と大きな変化はないが、テレワーク利用者の仕事効率はコロナ禍初期より大幅に改善した。自動化ツールの利用も増えている。ギグワーク経験者は4%と限定的だが、予定・希望者まで含めると30%に上り関心が高い。転職は若年層、テレワーク利用者等で盛んだが、シニア層の流動性の乏しさが課題になりそうだ。 詳細を見る
2022.10.31 感染症対策 わたしの構想 No.62 不確実性への対応を社会実装せよ 金丸恭文 合原一幸 北村正晴 潮俊光 高橋寿一 ミリアム・テシュル 自然災害やパンデミック、また、システム異常による大規模障害など、これらは、社会や企業の存続に深刻な影響を与えかねない「不確実な事象」といわれる。果たして、想定外といえる事象を予見することは不可能なのか、不確実な出来事に備えるための手法は何か。その手法をより効果的にするため、平時から行うべきことは何か。伝統的な学問の域を越えて不確実性を乗り越えようとする試みが行われている。不確実性に挑む専門家の取り組みを聞いた。 詳細を見る
2022.10.25 感染症対策 データ NT22-01~02 コロナ禍におけるテレワークと人流の変化に関するデータ NIRA総研 コロナ対策としてテレワークが推奨された中、実際に、人の移動はどのように変わっていたのか。人流オープンデータによると、第1回緊急事態宣言時において、東京の中心部で平日昼間の人流が大きく減少していた。テレワークとの関連については、テレワーク利用が増えた東京圏のオフィスエリアで人の流入が減少し、郊外では増加していたことがわかった。 詳細を見る
2022.09.13 わたしの構想 日本と世界の課題2022【テーマ別】 NIRA総研 ウィズ・ポストコロナの日本と世界の課題は何か。NIRA総研では、2022年1月に「日本と世界の課題2022-ウィズ・ポストCOVID-19の地平を拓く」を公表、総勢77名の専門家にご寄稿いただいた。これについて今回、改めてテーマ別に分類したページを作成し、【識者氏名順】【テーマ別】と2種類の方法で検索が可能となったので、ぜひ活用いただきたい。 詳細を見る
2022.08.02 テレワーク感染症対策 政策研究ノート vol.4 コロナ禍におけるテレワークと人流の変化 関島梢恵 コロナ対策の一環で普及したテレワークは、感染対策の面でどのような変化をもたらしたのか。「就業者実態調査」と人流のデータを利用して、第1回緊急事態宣言時における東京圏でのテレワーク利用率と人流の変化を分析した結果、テレワーク利用が進んだオフィスエリアで平日昼間の顕著な人流の減少を確認した。人流抑制策による感染抑制の効果や経済社会への影響について、さらなる検証が期待される。 詳細を見る
2022.07.04 テレワーク感染症対策 研究報告書 第7回テレワークに関する就業者実態調査(速報) 大久保敏弘 NIRA総研 ロシアによるウクライナ侵攻により、世界の経済、安全保障環境は一変した。2022年5月の調査結果をみると、国内での資源調達や食料確保を促進する考えが強まり、その方針として、原子力よりもクリーンエネルギーへのシフトや、保護主義には陥らずに食料自給率を高めるという考えが芽生えてきているようだ。足元のテレワーク利用率は15%と2022年1月より1%ポイント低下し、また、感染症対策より経済対策の政策を支持する人が一層増えている。 詳細を見る
2022.06.21 研究報告書 日本と世界の課題-ウィズ・ポストコロナの地平を拓く- NIRA総研 新型コロナ感染症との闘いが長期化する中、コロナとどう共存し、また、コロナ後を見据え、柔軟で強固な社会・国家をどう築いていくべきか、問われている。本書は、2022年1月10日に公表した「日本と世界の課題2022」の77名の専門家の提言を、10のテーマに分けて紹介したものである。巻頭見開きページには、ウィズ・ポストコロナの日本と世界の課題について、全77名の識者の意見を俯瞰する「鳥瞰図-Bird’s-Eye View」を掲載した。 詳細を見る