英国政府科学局 著
NIRA総合研究開発機構 日本語監修

概要

 分散型元帳技術は、さまざまな分野に応用することによって生産性の向上をもたらすことが期待される。しかし、この技術の潜在的な能力を完全に引き出すためには、プライバシー、セキュリティ、パフォーマンス、拡張性の問題など、多くの未解決の問題により組む必要がある。この新技術における一連の課題の重要性を伝え、この技術が何に応用され、どのような目的を有し、どのような保護手段があるのか、検討していく。
 本稿は英国政府科学局(Government Office for Science)が2016年1月に公開したレポート
“Distributed Ledger Technology : beyond block chain”の日本語版をNIRA総研が監修したものである。

INDEX

目次

序文
要旨および勧告
定義
第1章:ビジョン
第2章:技術
    事例:研究およびホライズン・スキャニング
第3章:ガバナンスおよび規制
第4章:セキュリティーおよびプライバシー
第5章:破壊的な潜在力
    事例:ダイヤモンド
    事例:コーポレートアクション
    事例:SETLによる取引
第6章:政府内での応用
第7章:グローバルな視点
    事例:欧州のエネルギー小売市場
    事例:エストニアにおけるブロックチェーン導入による支払、取引、契約形態の変貌
参考文献
謝辞

引用を行う際には、以下を参考に出典の明記をお願いいたします。
(出典)英国政府科学局著・NIRA総合研究開発機構日本語監修(2017)「分散型元帳技術:ブロックチェーンを超えた応用の可能性」

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