本間正義
東京大学大学院農学生命科学研究科教授

概要

　内閣府が2007年末に発表した数値によれば、2006年の日本の一人当たり名目国内総生産（GDP）は3万4,252ドルで、経済協力開発機構（OECD）30カ国中18位である。日本は米国に次ぐ世界第2位の経済大国としてかつて世界のGDPの約17.9％を占めていたが（1994年）、今日では世界のGDPの約9.1％を占めるに過ぎない。経済大国日本に陰りが見えている。

INDEX

目次

1. はじめに
2. WTO農業交渉の経緯と論点
3. 日本のGATT/WTO農業交渉での対応
4. 日本のFTAと農業問題
5. 農業政策の国民的視座
6. 日本農業に求めるもの～むすびに代えて～

図表

表1. 日本の関税化品目についての関税構造
表2. 日本のFTA（EPA）をめぐる状況

引用を行う際には、以下を参考に出典の明記をお願いいたします。
（出典）本間正義（2008）「グローバル化と食料・農業：日本農業の国際化対応」NIRAモノグラフシリーズNo.21

ⓒ公益財団法人NIRA総合研究開発機構

※本誌に関するご感想・ご意見をお寄せください。E-mail:info@nira.or.jp

研究の成果一覧へ