2021.05.31 感染症対策 NIRAオピニオン No.57 日本のコロナ対応策の特徴と課題 翁百合 日本のコロナ危機に対する対応は国際的にどのように評価できるのだろうか。2020年の世界経済を国際比較分析すると、日本は死亡率を抑えたが、深刻な構造的な課題が浮き彫りになった。医療提供体制の総合的な見直し、非常時対応の態勢整備、ワクチン開発の遅れ、接種に伴う様々な規制、財政支出の有効性―などである。また、コロナ禍に伴い公的債務が拡大、格差も拡大したが、格差を縮小する方向で税、財源を検討していくべきだ。 詳細を見る
2020.12.10 感染症対策 わたしの構想 No.51 未知の感染症に挑む自治体トップの覚悟 宇野重規 三日月大造 仁坂吉伸 稲村和美 石山志保 平井伸治 2020年1月、日本で最初の新型コロナウイルス感染症の患者が発生し、感染は瞬く間に拡大した。最前線で、この未知の感染症への対応を迫られたのが、自治体だ。感染状況の把握、感染者対応、緊急事態宣言下での外出・営業自粛要請など、その役割は多岐にわたる。県知事と市長の5名は、どのような覚悟で第1波に挑んだのか。自治体における対応を振り返る。 詳細を見る
2020.06.30 感染症対策 NIRAオピニオン No.48 エビデンスからみた新型コロナへの対応 翁百合 浦島充佳 高橋泰 2020年、未知のウイルスが世界を襲った。日本初の緊急事態宣言を経てもなお新型コロナに関する情報が錯綜する中、医療の専門家たちに最新のエビデンスに基づく知見を語ってもらった。重症化のメカニズムや自然免疫との関係、治療薬・ワクチン開発の現状評価、出口戦略等について活発な議論がなされ、感染状況のデータを全国レベルで即時に把握できるシステムの構築や、地域ごとに重症度を区別し受け入れる病床の体制整備など、重要な課題を提示する。 詳細を見る