[ゲスト]
阿部正浩
獨協大学経済学部教授

[聞き手]
伊藤元重
総合研究開発機構理事長
          

 対談シリーズNo.31  2008.03

非正規労働の現状と今後

概要

 90年代後半からの就職氷河期に、非正規労働を余儀なくされた若者が数多くいた。景気が回復しても正社員への転換が進まなかったロスト・ジェネレーションの将来は、厳しい見通しだとされる。こうした状況はなぜ生じたのか。背景にある労働市場の構造的な問題や、日本の雇用政策の問題を、獨協大学経済学部教授の阿部正浩氏にお聞きした。

阿部正浩(あべ まさひろ)
獨協大学経済学部教授 専攻:労働経済学
慶應義塾大学大学院商学研究科博士課程卒。博士(商学)。(財)電力中央研究所主任研究員、一橋大学経済研究所助教授、獨協大学経済学部専任講師、同准教授を経て、現職。主な著書に『日本経済の環境変化と労働市場』[2005]東洋経済新報社(日経・経済図書文化賞」・「労働関係図書優秀賞)、『労働市場設計の経済分析-マッチング機能の強化に向けて』[2005]東洋経済新報社(共著)、『日本企業の人事改革-人事データによる成果主義の検証』[2005]東洋経済新報社(共著)等。

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