水野和夫
三菱UFJ証券チーフエコノミスト

武者陵司
ドイツ証券副会長/チーフ・インベストメント・アドバイザー

牛尾治朗
総合研究開発機構会長/ウシオ電機代表取締役会長

柳川範之
総合研究開発機構理事/東京大学大学院経済学研究科准教授
          

 対談シリーズNo.45  2009.02

「今」を、発想転換のチャンスに生かす

概要

 100年に一度というほどの金融ショックの状態にあり、恐慌が起きるのは避けられない状況だ。この事態を転換させるものは政策しかない。米国と日本で起こっている事情の違いにも着目し、目指すべき政策について、三菱UFJ証券チーフエコノミストの水野和夫氏、ドイツ証券副会長兼チーフ・インベストメント・アドバイザーの武者陵司氏にお聞きした。

水野和夫(みずの かずお)
三菱UFJ証券株式会社チーフエコノミスト。1980年早稲田大学大学院経済学研究科修士課程修了。同年、八千代証券株式会社入社。国際証券金融市場調査部長などを経て、2005年より現職。著書に『金融大崩壊~「アメリカ金融帝国」の終焉』[2008]NHK出版、ほか多数。

武者陵司(むしゃ りょうじ)
ドイツ証券株式会社副会長兼チーフ・インベストメント・アドバイザー。1973年大和証券株式会社入社。97年ドイツ証券に入社し、調査部長兼チーフストラテジストを務める。2005年5月より現職、現在に至る。近著に『新帝国主義論』[2007]東洋経済新報社。

牛尾治朗(うしお じろう)
NIRA会長。ウシオ電機株式会社代表取締役会長。日本青年会議所会頭、社団法人経済同友会代表幹事、経済財政諮問会議議員、KDDI株式会社会長などを歴任。

柳川範之(やながわ のりゆき)
NIRA理事。慶應義塾大学経済学部卒。東京大学Ph.D。専門は契約理論、金融契約。96年東京大学大学院経済学研究科助教授、2007年同准教授に就任。著書に『法と企業行動の経済分析』[2006]日本経済新聞社など。

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