[ゲスト]
宮川努
学習院大学経済学部教授

[聞き手]
伊藤元重
総合研究開発機構理事長
          

 対談シリーズNo.37  2008.11

統計改革に向けて―統計ユーザーの視点から―

概要

 統計法が60年ぶりに全面改正され、2009年より施行となる。NIRAでは統計制度に関する研究会を実施。今般、報告書「統計改革への提言」を刊行したところだ。学者やエコノミストなどの統計利用者の立場からみて、今ある統計の課題は何か。新たな時代にふさわしい統計のあり方とは何か。報告書の提言の背景も含めて、研究会の座長である学習院大学経済学部教授の宮川努氏にお聞きした。

宮川努(みやがわ つとむ)
学習院大学経済学部。1978年~1999年日本開発銀行勤務。ハーバード大学国際問題研究所客員研究員、エール大学経済成長センター客員研究員、一橋大学経済研究所助教授を経て、1999年より現職。2006年3月経済学博士号取得(一橋大学)。研究分野:マクロ経済学(特に企業の設備投資行動)、国際マクロ経済学、日本経済論。著書:『長期停滞の経済学 グローバル化と産業構造の変容』(東京大学出版会、2005年)、『日本経済の生産性革新』(日本経済新聞社、2005年)、『生産性と日本の経済成長:JIPデータベースによる産業•企業レベルの実証分析』(深尾京司氏と共編、東京大学出版会、2008年)他多数。

ⓒ公益財団法人NIRA総合研究開発機構
※本誌に関するご感想・ご意見をお寄せください。E-mail:info@nira.or.jp