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NIRA政策レビュー

ワーキングプア

NIRA政策レビューNo.24 2008/03発行
伊藤元重(NIRA理事長)、後藤道夫(都留文科大学教授)、岩田正美(日本女子大学教授)、浦川邦夫(神戸大学COE研究員)、 森 直子(NIRAリサーチフェロー)

トルストイの教訓

 トルストイの小説アンナ・カレーニナの冒頭に次のような有名なフレーズがある。「幸福な家庭はすべて互いに似かよったものであり、 不幸な家庭はどこもその不幸のおもむきが異なっているものである」(木村浩訳、新潮文庫)。この表現は、 いろいろな現象に当てはまる鋭い指摘であるが、ワーキングプアの問題でもこの点が重要となる。

 トルストイが言いたかったことは、幸福な家庭になるためには、いろいろな条件がすべて満たされなくてはならないということだ。 その中の一つの条件でも満たしていなければ、家庭は不幸になってしまう。だから、不幸な家庭はそれぞれ異なった要因で不幸なのであり、 幸福な家庭はすべて同じ要因で幸福なのである。<続く

2008年3月発行

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