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対談シリーズ第58回 | 2011/01発行 | |
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チャールズ・レイク(米日経済協議会副会長/アフラック会長)、伊藤元重(NIRA理事長) |
日本の地位はGDPが決めるのか
伊藤 レイクさんは米国通商代表部(USTR)日本部長などを歴任されたこともあって、 ユニークな視点から、お話を伺えるのではないかと思います。・・・ かつて貿易摩擦で激しくやり合っていた時期とは違う状態になってきたと感じます。 どうしたら日米間に建設的な関係を築いていけるとお考えですか。
レイク 日米関係が過渡期にあることは確かで、「ジャパン・パッシング」 だと思われてしまうような状況があるのも事実だと思います。しかし、現政権にいる方々、あるいは共和党の幹部と話をしていると、 この二国間関係を軽視しているということでは決してありません。世界の別のところに重大な危機や問題があるので、 アメリカの関心がそちらを向いているのではないでしょうか。<続く>
議論のポイント
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