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対談シリーズ

サブプライム問題

対談シリーズ第30回 2008/03発行
杉浦哲郎(みずほ総合研究所専務執行役員・チーフエコノミスト)、伊藤元重(NIRA理事長)

サブプライム問題のとらえ方

伊藤 サブプライム・ローンに端を発して、今、世界のマーケットは大変な状況です。今後、 どのような方向に行くのかはまだ分かりませんが、そもそもなぜこういう問題が起こったとお考えでしょうか。

杉浦 今回のサブプライムの問題は、狭くとらえることもできますし、広くとらえることもできると思います。まず狭くとらえてみますと、 もともとサブプライム・ローンというのは、信用力が低い人向けの住宅ローンです。日本的な感覚でいえば、 本来なら貸してはいけない相手に貸された住宅ローン、借りてはいけない人が借りた住宅ローンという部分がある。 それをグリーンスパン米連邦準備制度理事会(FRB)前議長は、金融技術革新の成果だと高く評価していたわけですが、今になってみると、 貸してはいけない人に大量に貸し出されたローンが、予想どおり不良債権になったというのが基本的なとらえ方だと思います。 <続く

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