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対談シリーズ

地域経済の発展と産業クラスター

対談シリーズ第27回 2008/01発行
原山優子(東北大学教授)、伊藤元重(NIRA理事長)

伊藤 今日は原山さんから、「地域経済の発展とクラスター」、そして「イノベーション」 についてお考えをお聞きしたいと思います。まずクラスターのほうから少しお聞きしたいと思います。先日、仙台にいき、市長の梅原(克彦) さんから、グレーター仙台というか、宮城の辺りの可能性について非常に熱い話を伺ってきました。別に仙台ではなくてもいいのですが、 原山さんのお住まいがたまたま仙台ということもありますので、仙台の産業活性化とか、あるいは経済活性化というのは、 クラスターという観点から見るとどういうことになるのかお話しいただけますか。

原山 産業クラスターの基本的な考え方ですが、経済活動が背景にあります。 国レベルではマクロで見るという視点もありまが、実際何か起こるというのはどこか「地域」があるわけです。 その地域を中心に考えていこうというのが基本です。
 例えば仙台を例に取りますと、よく言われるのは「支店経済」です。東京に近いので、何かというと東京のほうに吸い取られてしまう。 人材を育成しても東京に行ってしまう。仙台に残っている経済は、結局、どこか大手の会社の支店だから、 親元の意思でいろいろなことが決定されている。独自に仙台で何か起こるということはなかなか難しいということです。 いろいろ外部的な要素にしばられ、従属的だということです。<続く

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