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対談シリーズ

日本のアジア戦略をどうするか(1)「ASEAN+3」を考える。

対談シリーズ第24回 2007/10発行
伊藤元重(NIRA理事長)、山影進(東京大学大学院総合文化研究科教授)

伊藤 本日は、「アジアの課題と日本」シリーズの一環として、今回の「ASEAN+3」 および東アジアサミットを前にして、 ASEANそして東アジアに対する日本の課題をお聞きしたいと思います。 読者の中には必ずしも専門的な用語に不慣れな方もいらっしゃると思いますので、まず、「ASEAN+3」と「ASEAN+6」 というのはどういった枠組みか説明していただきたいと思います。韓国や中国へ行くと、「何故、日本は「ASEAN+6」枠組みを言い出したのか」 とか、「「ASEAN+3」で良いのだ」と言う声を聞きますが、どのような状況でしょうか。                  

山影 「ASEAN+6」、すなわち東アジアサミット(EAS) の枠組みができていく経緯はたいへん面白いのですが、かなり複雑なので後で触れることとして、「+3」と「+6」が並列して存在している、 というところから話を始めます。どちらも結局ASEANがドライバーズシート(運転席)に座っている枠組みである、ということ。それから、 どちらの枠組みも、 ASEANが主体的につくってきたTAC(友好協力条約)という紛争の平和的処理を東南アジアで確立するのだという約束に、 域外国がコミットするものです。ASEANの理念を尊重する国々が参加するという意味で、「+3」も「+6」は非常に似ている。<続く

2007年10月12日発行

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