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対談シリーズ

種苗ビジネスにおける技術革新と国際化

対談シリーズ第15回 2007/02発行
伊藤元重(NIRA理事長)、高橋英夫((株)サカタのタネ代表取締役社長)

伊藤 今日は高橋社長に、食糧とか農業について日ごろ感じていることをお話しいただければと思います。 特に、種苗は、イノベーションが著しい分野ですし、今後の日本の食糧を考える上でも非常に重要な分野だと思います。また、 日本のタネのビジネスはグローバルに非常に強い競争力をもっていますが、その競争力がどこで生まれてきたのか。あるいは、これからの課題は何か。 それとの関連で、この世界は想像するよりも、国際化が進んでいるということもお聞きしたいと思います。最初に、日本の種苗業は、 国際的に強い産業だと申し上げてよろしいのでしょうか。                                          

高橋 日本には、特殊な事情というか歴史があったと思います。それはお米です。基幹作物、 また主要作物として、国と都道府県が品種の開発や生産技術に関する研究、品質管理体制の構築、そして最終的な販売はJA(農協)、 全農関係の組織を使って普及させてきました。国・都道府県の試験研究機関も、 特にイネに対しては重要な作物と位置付けさまざまな研究開発を実施してきたというバックグラウンドがあります。そのような状況下で、 民間が種苗に取り組もうとしたとき、園芸作物に特化するというか、そこにしかビジネスチャンスがありませんでした。<続く

2007年2月26日発行   

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