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対談シリーズ

連続社長インタヴュー、省エネ技術で企業は勝つ

対談シリーズ第14回 2007/02発行
伊藤元重(NIRA理事長)、福井威夫(本田技研工業(株)取締役社長)、町田勝彦(シャープ(株)代表取締役社長)、勝俣恒久(東京電力(株) 取締役社長)

・「すべての車を「エコカー」に   本田技研工業(株) 取締役社長 福井威夫 氏
伊藤
 ホンダはディーゼルエンジンやハイブリッドから、燃料電池やガソリン代替燃料のバイオエタノール新技術開発まで、 省エネ技術に関して驚くばかりの展開をされていますが、いまの省エネをどうとらえておられますか。

福井 省エネはホンダの伝統でもあるのですが、 いまは地球環境問題からも重要な課題になってきています。CO2の排出削減などは、とくにそうですね。 CO2を発生させる自動車をビジネスの基本とするわが社にとって、そこはジレンマですけれども、排出ゼロを理想に掲げつつ、 できることをやっていかなければならないと思っています。<続く


・「窓ガラスが太陽電池になる日」   シャープ(株) 代表取締役社長 町田勝彦 氏
伊藤
 この数年でシャープの太陽電池生産量が、他社より群を抜いて伸びていますね。この理由はなんでしょうか。

町田 これはやはり意図的に力を入れ、事業を拡大してきた成果です。当社は中期目標を「環境先進企業」 と定め、あらゆる企業活動において、環境配慮性を高める取り組みを進めています。<続く


・「『オール電化』の大きな波 」  東京電力(株) 取締役社長 勝俣恒久 氏
伊藤
 いま「家庭のオール電化」にたいへん力を入れていらっしゃいますね。かつて電力会社といえば、 右肩上がりの経済のなかでインフラをいかに整備するかということに力点を置いていらっしゃる印象でしたが、 これからは積極的に家庭の省エネに取り組んでいこうということでしょうか。

勝俣 おっしゃるとおりです。高度成長期から第一次、第二次オイルショックの時期も含め、 電力の安定供給を図るために発電設備、流通設備、燃料などをいかに確保していくかという課題に集中する必要があり、 家庭への販売拡大にはなかなか取り掛かれませんでした。現在は、経済も電力需要もかつてのように伸びていく時代ではなくなりました。 お客さまの便宜を図りつつ、同時に省エネやCO2削減にも寄与できるものとして、オール電化を積極的に展開しています。<続く

2007年2月2日発行   (『Voice』2007年1月号(PHP研究所 刊)より転載) 

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