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対談シリーズ

M&Aで企業はどう変わるか

対談シリーズ第13回 2007/01発行
伊藤元重(NIRA理事長)、佐山展生(GCA(株)代表取締役)

伊藤 今日はGCA代表取締役、 一橋大学教授の佐山先生からM&Aについてお話をうかがいたいと思います。ここに来てM&Aの件数や金額が増えてきていますが、 その背景というか、一番大きな理由はどういうところにあるのでしょうか。  

佐山 私は、1987年からM&Aのアドバイザーを始めているのですが、振り返ってみると、 バブル崩壊までは、日本の企業にとって、企業を売却するという選択肢はありませんでした。会社の創業者は、自分がつくった会社を売るなんて、 従業員にとても言えない、また、大企業は、先輩が社長をやっている子会社を売却するとか、 あるいは同期の人たちが働いている事業部を売却するということはあり得ない、ということでした。したがって、 80年代およびバブルのころのM&Aというのは、ほとんどが日本の企業が海外の企業を売却する、いわゆるイン・アウト型でした。 ところが、バブルが崩壊して売却せざるを得ないという企業がどんどん出てきて、日本のM&Aというのは本格的に加速し始めました。ただ、 私は日本のM&A市場は、アメリカの成熟度を100としたら、まだ30ぐらいだと思っています。<続く

2007年1月24日発行 

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