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NIRA政策レビュー

世界金融危機と日本経済

NIRA政策レビューNo.35 2009/01発行
伊藤元重(NIRA理事長)、高橋 進(㈱日本総合研究所副理事長)、白川浩道(クレディ・スイス証券株式会社経済調査部長)、加藤裕己 (東京経済大学経済学部教授)、辻 明子(NIRAリサーチフェロー)

ドルは暴落するのか    伊藤元重

日本経済の今後のあるべき姿、世界経済の回復の道筋について考えるためには、為替レートの動きが一つの鍵を握っている。 「ドルは暴落するのか」という問題だ。
世界的な通貨危機を受けて、為替レートはドル高の方向に動いている。円から見ればもちろんドル安の動きだ。しかし、 近年の日本のデフレを考慮すれば、この原稿の執筆時点での1ドル=90円の水準でも円高とは言い難い。 1995年の超円高の時代から現在まで、日米でおおよそ30%の物価のギャップが生じたが、これを考慮に入れれば、 1995年の時のピークに比べてまだ40%以上の円安であるのだ。<続く>

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