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対談シリーズ

「おかげ横丁」に見る地域振興

対談シリーズ第6回 2006/09発行
伊藤元重(NIRA理事長)、浜田益嗣(株式会社赤福代表取締役会長)

伊藤 今日は、伊勢やもう少し広くその地域の振興に大きく貢献をしている「おかげ横丁」について、 その始まりからお話しを伺いたいと思います。まず、「おかげ横丁」について考えられたのはいつごろでしょうか。                    

浜田 もう20年以上前ですかね、 伊勢神宮の門前町がどうも参拝客の方に適正とはいえないような商いをやっているものですから、 これでは先行きよくないと思ったことがきっかけになっています。一人で町をつくるというのはちょっと無謀でしたが、金を儲けるとか、 ある種の機能を持たせるとかという知恵の話ですと、話し合いをして合意が得られるかも分かりませんけれども、満足ですとか、楽しいですとか、 落ち着けるとかいうような、感覚の満足というものを追求するのは、なかなか町の人とお店ではできないと思いました。また、赤福という会社は、 門前町でずっと300年近く商いを続けておりまして、社是に「赤心慶福(せきしんけいふく)」、つまり人の幸せを追いかける人が一番幸せになる」 というのがあります。10代目として、併せてその社是が妥当であったかどうかということを確かめる意味で、自分一人でやることにしました。


2006年9月1日発行

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