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NIRAモノグラフシリーズ:わかる政策、知る課題

職業特性と高齢者特性-現役世代への意識調査から見えてくるもの-

NIRAモノグラフシリーズNo.40 2016/08発行
伊藤由希子 NIRA総合研究開発機構客員研究員 東京学芸大学人文社会科学系経済学分野准教授、西山裕也 NIRA総合研究開発機構主任研究員

 生産年齢人口が減少する日本では、高齢者の就業促進が喫緊の課題である。しかし、65歳を境目として就業構造が大きく変化する「壁」がある。これを改善するには、高齢者の特性と仕事に求められる特性の関係を正しく理解することが重要となる。
 このような問題意識のもと、NIRAでは、「職業の特性と就業の可能性に対するアンケート調査」を行った。
 調査結果を分析する過程で、高齢者の特性と職業の特性との間に3つのミスマッチが存在することが明らかになった。第1のミスマッチは、現在の高齢者の就業は得意な活動よりも不得意な活動に偏っている傾向があるというものである。第2は、シニアの人格や個性を生かせる場は限られており、高齢者が不得手とする職務環境に当てはまる職業ほど高齢者の就業が多いという実態である。第3は、長年にわたり蓄積された経験や知識はシニアの優位性が発揮できる特性であるが、日本ではこれらを重要視する見方は総じて低調だという点である。
 これらのミスマッチが解消に向かえば、高齢人材の就業のあり方も変わり、シニアが社会を支えるための原動力となり得る。

要旨
1.はじめに
2.65歳のおおきな「壁」
3.アンケート調査
4.調査結果から明らかとなった3つのミスマッチ
5.結論
[付録] 職業の特性と就業の可能性に対するアンケート調査

<関連研究>
高齢者の能力を生かした就労の在り方に関する研究

<関連公表物>
NIRAオピニオンペーパーNo.18「エイジレス就業の時代を拓く―支えられる存在から支え合う存在へ―
NIRAオピニオンペーパーNo.11「75歳まで納税者になれる社会へ
NIRA政策レビューNo.64「老年学から加齢を再考する

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